横木洋装店

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洋装の歴史

洋装の歴史

先史期

・明治以前の日本の洋裁は、特定の権力者(いわゆる珍し物好きの殿様)あるいは変人とまで思われるほどの斬新な考えを持つ人などが、西洋人や縫製技術を習得した日本人によるフルオーダーまたは、輸入品を非常に高価な価格で購入していました。

 

黎明期

・明治維新後、西洋文化を取り入れることに奔走した日本人は、上流階級を中心に洋服を着て西洋風な生活をすることがステータスになってきました。
・作り手も西洋の服作りを吸収し、日本人による洋服の製作が行われるようになってきましたが、オーダーが中心であり、既製服はほとんどない状態でした。

 

発展期

・大正から昭和初期にかけて西洋文化が一般社会まで浸透し、洋服を着ることが当たり前のようになりました。
・また、欧米からのファッション流入が急激に発展しました。
・いわゆる「大正モダニズム」「モボ・モガファッション」のように洋服文化が大衆文化となり、ファッションセンスも西洋に追いつけ、追い越せのムードが広まりました。
・さらに、百貨店に代表されるように小売店も発達し、従来のオーダーメイド・輸入品のみのアイテムから、既製服といった新たなアイテムが消費者に提供されるようになりました。
・そのような中にあって、オーダー・メイドは一部富裕層に対する高級服ということだけではなく、既製服と同じようなデザインを取り入れながらもステータスとしての位置づけがされるような差別化が行われるようになりました。

 

円熟期

・戦後、情報伝達速度の急激な向上、情報の氾濫の時代にあって、日本のファッションは、世界と肩を並べるまで、いや、それ以上に成長を果たしました。
・「戦後、ストッキングと女性は・・・」の言葉で表現されるように生地・素材の生産力が発達し、昨今のその多様性は、急速に広がりを持つようになりました。
・ユーザー(消費者)は、あふれる情報の中にあって知識とセンスを高め、ファッションは個性の時代へと踏み入れました。
・既製服が街中に溢れる中、消費者の指向は安価な既製服からデザイナーズブランドに代表される高価な既製服まで広がりを見せるとともに、より個性を重視するニーズも現れてきました。
・女性ではイエイエ世代、アン・ノン族、男性ではメンズクラブ族、VAN・JUN世代といわれる団塊の世代が熟年期を迎えるにつれ、若者だけではなくゆとりを持つ世代のファッション指向が、女性のみならず男性にも強くなってきました。
・オーダーメイドは「高級品」のイメージが付きまとうため、既製服からの乗り換えは少ないという現状にあります。しかし、そのような中にあってセミ・オーダーのような既製服とオーダーの隙間を埋める新たな潮流が口コミ・インターネットを中心に広がりを見せようとしています。

 

オーダー・メイド専門店としての在りかた

オーダーメイド専門店のあり方

 

かつては、洋服の注文に応えること、お客様のファッションセンスを磨くことのお手伝いが、オーダー・メイドの役割でした。
しかし、今日の消費者は様々な情報をあらゆる方法で得て、広い知識とセンスを持っています。
それゆえ、現在のお客様のオーダーに応えるためには、単に「洋服作り」ではなく、お客様の細やかな要求に応じる技術を持つとともに、お客様の洋服選び、ファッションセンスを正しい方向に導くといったことが必要とされます。

それを踏まえ、横木洋装店ではあらゆる素材、あらゆるデザイン、あらゆる仕立て方法について、作り手のプロとしての知識と経験を積み、お客様の求める着心地を追求するための研さんと情報の提供を欠かすことなく、洋服作りに取り組んでまいります。